EPA摂取量と動脈硬化性疾患の関係性

動脈硬化の原因の1つは、血中のコレステロールや中性脂肪が増えすぎ、血管の壁が厚くなってしまうことで起こります。

 

 

動脈硬化は進行すると、高血圧、心筋梗塞、脳梗塞と命にかかわる恐ろしい病にかかるリスクがありますが、なんとEPAには、動脈硬化を防ぐ嬉しい効果がたくさんあります。

 

EPAの動脈硬化予防に繋がる3つの働き

 

 

  1. 血中の中性脂肪や悪玉コレステロールを減らす
  2. 血栓の原因となる血小板が固まるのを防ぎます。
  3. 赤血球の流動性を高めて血液粘度を下げる働き

 

これらのEPAの働きが血液をサラサラにし、血管で血液が詰まりにくくなるので動脈硬化などの血管系疾患を防いでくれるのです。

 

 

エスキモー民族の食事にヒントあり?

 

EPAが動脈硬化に効果があると注目を浴びたのは、1960年代に行われたエスキモー系民族の先住民イヌイットの研究からでした。

 

イヌイットの食生活は肉食に偏り、野菜や穀物が極端に少ないにも関わらず、動脈硬化や心筋梗塞、脳梗塞といった病気の発症例がほとんどなかったのです。

 

その理由として、EPAが多く含まれている魚を餌にしているアザラシなどの動物を食べているためだと考えられ、その後、EPAに血液をさらさらにする働きがあることなどが判明していったのです。

 

近年は食の欧米化が進んで肉中心の食生活になり、日本人のEPA不足が深刻化しています。

 

肉にはアラキドン酸という脂肪酸が含まれているのですが、アラキドン酸は増えすぎると悪玉コレステロールが増え、血流を悪くしてしまいます。

 

そのため日本人の動脈硬化のリスクが上がっているのです。
EPA摂取量と動脈硬化の関係は、厚生統計協会がデータにまとめています。

 

 


(出典元:厚生統計協会)

 

 

この統計によると総脂肪に対するEPA摂取量が年々減少しているのに対し、脳梗塞や虚血性心疾患といった動脈硬化性疾患の死亡率は上昇してることが分かります。

 

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